OB 某K氏のメーリングリストへの投稿ですが、せっかくですので、「寄稿」という解釈で、ここにも転載します。(体裁を整えるためにごく一部だけ修正してますが、内容は変更していません。)
イロハの時に何人かにはお話ししたのですが、私は自転車にパワーメーターを付けています。
イロハの時に何人かにはお話ししたのですが、私は自転車にパワーメーターを付けています。
パワーメーターというのはいわゆる出力計で、いま何ワットで踏んでいるというのがリアルタイムでわかる仕組みです。
去年のイロハでもお話ししましたが、このパワーメーターは私にとってのイノベーションでした。
こちらのグラフを見ていただけるとわかるのですが、今年のイロハの走行データのすべてです。
茶色いのが標高。
上の方にある赤い折れ線がパワーの推移です。水色はケイデンス(ペダル回転数)、黄緑色はスピードです。
で肝心のパワーの推移ですが、なんとなく右肩下がりで途中バテているので、タイムトライアルとしては失敗していることがよくわかります。TTではペーシングと言って、最後まで一定で出し切れることが肝心なので。一方でこちらのCPグラフを見てください。CPとはクリティカルパワーという意味です。
色が塗ってある部分が直近3か月のベスト値です。
それに比べて黒線がイロハ当日の値です。
右上の数字にあるように、23分のベストは5月24日の251wに対して、イロハ当日は239wしか出ていません。
5月24日のデータはヤビツ峠でTTをやった時のもので、50km2時間かけて現地に自走して行き、10km700mアップのTTで35分かかっています。そのうちの23分のベスト値が251wだったので、サラ脚のイロハ当日は260wくらいを狙っていました。
しかし結果的には上記の通り、途中からパワーが出なくなってしまいました。
前夜お酒をしっかり飲んだ上に、秋山事件で睡眠不足なのに、計画通り260wを狙って結果的に踏みすぎたということかもしれません。
ちなみに、イロハでたぶん300wを維持できれば20分切れるくらいだと思います。
いずれにしてもこういう感じで客観的な数値で見れるようになったので、もう根性でどうのこうのという世界ではなくなっています。
逆にパワーメーターがないとトレーニング量のデータが蓄積できないので、パワーメーターなしで練習に行くことはないですし、結果を見てニヤニヤしています。
もし興味があれば何でもお答えできると思いますので聞いてください。
あっ、肝心のパワーメーターの値段ですが・・・10~40万円と様々です。10万円のパワータップ(リアハブ内蔵型)が信頼性も高くてよいですが、1台では決戦用ホイールと練習用ホイールで使い分けられないのが最大のネックですね。